はじめに
こんにちはー!
少し前から、このブログを引っ越そうかなーと思っていまして、調べてまとめたことを記載したいと思います。
レンタルサーバー比較!
本ブログは現在、「WordPress.com」で作成しています。従いまして引っ越す場合は、WordPressを実行できないといけないのですが、その条件はMySQLが実行できるという条件になります。
本記事は、2018年5月27日に書いたものです。現在は「WordPress.com」からすでに引っ越ししています。
今回は、格安のさくらサーバーと、ロリポップとで、どちらでWordPressのブログを運用しようか調べてみました。
さくらサーバーとロリポップの比較
名前 | さくら | さくら | ロリポップ | ロリポップ | ロリポップ |
---|---|---|---|---|---|
プラン名 | ライト | スタンダード | エコノミー | ライト | スタンダード |
1か月 | ¥129 | ¥515 | ¥100 | ¥300 | ¥600 |
1か月 一括払い |
¥129 | ¥429 | ¥100 | ¥250 | ¥500 |
初期費用 | ¥1,029 | ¥1,029 | ¥1,500 | ¥1,500 | ¥1,500 |
容量 | 10 GB | 100 GB | 10 GB | 50 GB | 120 GB |
1日転送量 | 40 GB | 80 GB | 40 GB | 60 GB | 100 GB |
SSH | × | 〇 | × | × | 〇 |
CRON | 0 | 5 | 1 | 5 | 10 |
独自ドメイン※1 | 〇 | 〇 | △ | △ | △ |
サブドメイン※1 | 〇 | 〇 | △ | △ | △ |
プラン変更 | × | × | 〇 | 〇 | 〇 |
PHP (CGIモード) | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
PHP (モジュールモード) | × | 〇 | × | × | 〇 |
MySQL | 0 個 | 20 個 | 0 個 | 1 個 | 30 個 |
無料SSL※1 | 〇 | 〇 | △ | △ | △ |
WordPress | × | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
自動バックアップ※2 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
手動バックアップ※3 | × | ◎ | 〇 | 〇 | 〇 |
この情報は2018/5/27時点の情報となります。今後変わる可能性があるため、注意してください。
※1 ロリポップの場合NSレコードを記載して移管する必要あり(後述)
※2 定期的にバックアップをとり、サーバーで異常発生時した場合のデータ消去を防止します。
※3 さくらサーバーは無料。ロリポップは1ヶ月+300円となります(後述)
参考記事
- さくらサーバーのプラン一覧
- さくらサーバーのプラン変更について
- さくらサーバーの転送量について
- さくらサーバーのPHPモジュールモードについて
- さくらサーバーの自動バックアップについて
- さくらサーバーの手動バックアップについて
- ロリポップのプラン一覧について
- ロリポップのプラン変更について
- ロリポップのサブドメイン設定について
- ロリポップのSSL設定におけるNSコードについて
- ロリポップの自動バックアップについて
- ロリポップの手動バックアップについて
- ロリポップ!のエコノミープラン(月額100円プラン)でWordPressを動かす方法
比較した結果
調査結果の結論から言いますと、
さくらサーバーのスタンダード(429円/月)を選ぶ場合
- 独自ドメインを持っており、ネームサーバーの設定をいじって複雑な設定をしたい。
- 定期的にバックアップをとったり、別サーバーでテストをしたい。
ロリポップのライト(250円/月)を選ぶ場合
- それ以外
となります。
理由
WordPressをインストールするためには、以下を選択することになります。
- さくらであれば、スタンダード(429円)
- ロリポップであれば、ライト(250円)
上記を見る限り、値段を考えるとロリポップがダントツです。大きな違いとして、SSLの設定と、別サーバーによるテスト機能となります。以下で説明していきます。
独自サブドメインの常時SSL化の問題
最近のホームページは常時SSL化が当たり前となっており、暗号化による安全性の面と、GoogleもSSLのサイト検索の優先度を上げるというSEOからの面の、2つの面から常時SSL化はかかせません。
常時SSL化は、さくらサーバーでもロリポップでもLet’s Encrypt を利用して無料で対応することができます。しかし、もしDNSの設定を手動で行っている場合には、ロリポップで常時SSL化するのに問題がでてきます。
具体的には、ロリポップで常時SSL化を利用するには、NSコードでネームサーバーを、ロリポップのネームサーバーへ委託しないといけなくなるのです。これは、何を意味するかというと「独自ドメインでサブドメインは自宅サーバーへアクセスしたい」とか「メールサーバーの設定も自分で設定したい」とか、そういうことができなくなるのです。
つまり、元々自分のDNSサーバーで何かをしている人が、ロリポップを利用する場合は別ドメインを作らないといけないわけで、レンタル(1年1500円だとすると、1ヶ月125円の計算)代がかかってくるわけです。それが嫌であれば、さくらサーバーを利用したほうがよいという結果となります。
一応、ロリポップは、GMOペパボが運営しており、GMOペパボが運営しているムームードメインであれば、DNSサーバーの設定を変更することも可能です。ただ、ムームードメインは機能が少なく、VALUE-DOMAINのダイナミックDNS機能のような自宅サーバーを持つうえで欠かせない機能がありません。
別サーバーによるテスト機能
手動バックアップ機能だけであれば、さくらサーバーでもロリポップでも利用できます。
- さくらサーバーではスタンダード以上であれば無料で利用できます。
- ロリポップでは定期バックアップをとることで、前の世代に戻すサービスが324円で利用できます。
このようにバックアップ機能自体は、両サービスともあるのですが、大きな違いとして、さくらサーバーには「ステージング」という別サーバーでの試験機能が利用できる機能を持っています。
WordPressでは、中の設定(タグ付けの変更など)を変えたり、デザイン変更をしてみたり色々いじりたいことが多いでしょう。そういった作業を別のサーバーで行うことができるのです。作業が終われば本番サーバーへ上書きコピーするだけで気軽に設定変更が可能です。
CORESERVERについて
今回はとりあげませんでしたが格安で、coreserverというのがあります。しかし、月3167円のCORE-Cプランからしか自動バックアップがないため、サーバーが不調になると危険な可能性があり、少し不安です。
さくらサーバーかロリポップであれば、定期バックアップがあるため、そこのところは安心です!
バックアップは毎日1回行っております。
ロリポップ!では定期的なデータのバックアップを行っています。
バックアップ可(オプション予定)
おわりに
もともと、ロリポップのライトが安くて、現在使っているさくらから変更を考えていました。しかし、ロリポップサーバーへの移行の設定の終わりがけに、SSL機能の有効化ができないのに気が付きました。このため、一旦情報を整理するために本記事でプランをまとめてみました。
ロリポップは、独自ドメインとサブドメインもNSレコードでの変更を推奨しています。ただ、裏技的に、CNAMEレコードで飛ばすことで、独自ドメインのサブドメインを利用することも何とか可能にはなったのですが、最終的に常時SSL化に関してはだめでした。
NSレコードで飛ばす必要がなければ、あるいはムームードメインがダイナミックDNS機能に対応していれば、このままロリポップでもよかったんですけどもね。ムームードメインにもダイナミックDNSがあればとずっと前から思っています。(私は元々ムームードメインの利用者だったのですが、ダイナミックDNS機能を使うためにVALUE-DOMAINの移管したという過去があります)
というわけで、どちらかのサーバーを考えている方は参考にしてください!
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