はじめに
今回は、Arduino 用スターターキットを買って分かったことをまとめます。ソフトウェア屋さんの目線から書いてます。
先週、Raspberry Pi を始めました。それで、 Arduino 用スターターキット(Arduinoをはじめよう 互換キット 20 in 1)を買いました。
これは、Arduinoの方が歴史が古いため、スターターキットが昔から発売しており、値段が安くなっていたためです。そのため、このスターターキットを買ったのですが、いろいろと Raspberry Pi で使うと問題があったので、その報告です。また、他にも買ったほうがよかった機材についても紹介します。
結構、買ってから気が付くものがおおくあり、結局 Raspberry Pi 用のスターターキットを買ったほうが良かったんじゃないだろうか……と思う次第です(◞‸◟)
ピンが違う!
基盤からむき出しになっているピン(ソケット)が違います。Raspberry Pi は、オス型(ピン)となっています。Arduino は、メス型(ソケット)となっています。そのため、ブレッドボードに取り付けるためには、下記のようなオス⇔メスのワイヤーが必要です。
ブレッドボード・ジャンパーコード(オス-メス) 15cm(白) (10本入)
一応、上記の物を買わなくても、「オス⇔オスのワイヤー」、「メス⇔メスのワイヤー」を組み合わせることで、「オス⇔(オス⇔メス)⇔メスのワイヤー」を作ることができますが、上記の部品は買っておいたほうがいいと思います。
なんのポートか分からない!
Raspberry Pi についている、オス型のピンはそれぞれ役割を持っています。例えば、5Vのポートや、3.3Vのポート、GNDやUART、GPIOなど役割をもっています。これを判断するためには、ピンを数えていく必要があるのですが、非常に面倒です!しかも、高価な装置に何度も抜き差しするのも、すこしためらわれます。
それを解決する商品があります。
これをブレッドボードの接続することで、どのピンが何なのかすぐにわかるようになります。さらに、ラズベリーパイ側は、一度つけてしまえば、抜き差しすることはないためラズベリーパイのピンなどの優しいです。
なお組み立て済みというのがポイントです。安いのもあるのですが、自分でハンダ付けする必要があり、せっかくのホビー性が失われてしまいます。
また接続する際は、最初だけ向きを調べてつけましょう。逆向きにつけてしまうと、基盤を破壊してしまう可能性があります。
最後に、上のはラズパイ2/ラズパイB+用となっています。ピンの数が少ない、ラズパイAの場合は、それ用のを買いましょう。
Arduino用の5V用の機材がつかえない!
スターターキットを買うと、液晶LCDがついてきます。これはi2cで接続する機器なのですが、Arduino用のため5V用になっており、3.3Vのラズベリーパイには直接使えません。下のような部品が必要みたいです……。
I2Cバス用双方向電圧レベル変換モジュール(PCA9306)(要ハンダ付け)
8ビット双方向ロジックレベル変換モジュール(要ハンダ付け)
Raspberry Pi は、AD変換ポートがない!
AD変換ポートがないので、可変抵抗の値を直接読み取ることができません。Arduinoのスターターキットには、AD変換が必要な可変抵抗や、いくつかのセンサーが入っています。これらは、Raspberry Pi に直接つなげても使えません。この辺のICをかって、接続する必要があります。
12ビット8ch ADコンバータ MCP3208
ADS1015搭載 12BitADC 4CH 可変ゲインアンプ付き(要ハンダ付け)
他にあったほうがいいもの
デジタルマルチメーター PM-3
ショートしている場合は、抵抗0で検出できます。3000円かった開発キットがショートしているときはこれで調査しました。もちろん抵抗値や、電圧もはかれるのであるとべんりです。
3M スコッチ 電気絶縁テープ 12.7mm×5.08m EL-12
一度貼り付けても、ベタベタせずに剥がしやすいテープです。ただ、黒い跡がすこしだけ残るかもしれませんが、でもベタベタしないのでおすすめ。とくに1枚がとても薄いため、綺麗にしっかりくっつけることができます。使いどころとしては、導線を接続するときに、これでまきつけておいてショートをしないようにするなどに使います。
VESSEL ワイヤーストリッパー No.3500E-2
中に線が入っているワイヤーの被膜をむくのに使います。これでむくと、本当に簡単にむけます。さらに、ニッパーやラジオペンチ代わりにもなるため、一石三鳥なのです!
ブレッドボード・ジャンパーワイヤ EIC-J-L
ブレッドボード用のジャンパーワイヤーです。スターターキットにもオス⇔オスのワイヤーがついているのですが、たくさんブレッドボードでつけると、ワヤワヤしてきて大変になります。このワイヤーは、固いワイヤーで、すっきり付けることができます。
コネクタ付コード(みの虫×ジャンパーワイヤ) (赤2本・黒2本)
ブレッドボード上から、何か別の導線に接続したいときにつかえます。安いので、秋月電子でなにか買うときは、一緒に勝っておくと便利です。
ソリッド・ステート・リレー(SSR)キット 8Aタイプ: 組立キット(要ハンダ付け)
完全に趣味なのですが、リレー回路を作るならこれがお勧めです。というのも100V電源でも、この基盤で制御ができるからです。リレーというのは、電源をオン・オフさせることができる装置であり、ラズベリーパイから何か電源をオン・オフするのに使えます。
ただ、やはり、基盤は不安という方に、「PowerSwitch Tail II」という商品もあります。「PowerSwitch Tail II」は、アメリカ仕様で120V用なのですが、おそらく使えます。
さいごに
いろいろ部品を探し回って分かったことがあります。
ラズベリーパイ用のスターターキットを買おう!
リアル商店は、品揃えが悪くネットより三割ぐらい高い!
以上・・・・・・!
コメント
Rasberrypi のワークショップで、温度センサーを使ったので、そうかそれよりも、arduinoをやるためにキットを買って、ラズベリーのワークショップでそれを使えないかと思って。オスーメスのワイヤーなどはないので、とりあえず明日は諦めることに。ほかにもいろいろ実際的なこと、トライアルされてわかったことあって良かったです