セカンドライフのマーケットプレイス用のMODを作りました

セカンドライフ制作
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はじめに

こんにちは!

今回、セカンドライフのマーケットプレイス用のMODを作りましたので紹介します!

MODはTampermonkeyという拡張機能で動作します!

Tampermonkeyのダウンロード

Tampermonkeyとは、Webサイト上でユーザーが用意したJavaScriptを実行するための拡張機能です。この拡張機能は、様々なブラウザで上で動作するように公開されています。

※今回、Chromeでのみ動作確認をしています。

拡張機能のダウンロード

Tampermonkeyをインストールして有効化した状態で、以下のウェブサイトを開くことでSLマーケットプレイス専用MODを利用できます。

※今後バージョンは修正などで変わる可能性があります。

Search Helper MOD for SL Marketplace

どのようなMODなのか

セカンドライフのマーケットプレイスにて以下の機能を追加します。

  • 無限スクロール機能
  • 拡大機能(リスト表示とサムネイル表示でのみ対応。ギャラリー表示は非対応)

無限スクロール機能とは

スクリーンショット

スクロールで一番下まで行くと、次のページの画像が表示されるようになります。また、ページ間には、ページ番号が表示されます。

解説

通常、マーケットプレイスでは「12,24,48,96」といった単位でページをめくっていく必要があります。ただ、最大の96にしたとしても、サムネイル表示の場合は2回スクロールしただけで、下まで到達し、すぐにまた次のページをクリックする必要があり、結構大変です。

無限スクロール機能は、スクロールバーが下まで行った場合に、自動的に次のページを開く機能です。次のページはバッググラウンドで開き、内部の商品情報のみを現在のページに追加します。これにより、画面の遷移なしでストレスなく、商品を探すことが可能となります。

バッググラウンドで読み取る画像数は、設定している「1 ページに表示する商品数」に依存します。最初からたくさん見る予定の場合は、「96」に手動で設定するほうが効率がよいです。

1つ注意点としまして、読み込む画像数の制限を設けていません。そのため、メモリをどんどん利用していきます。適度に、ページ番号をクリックし新たなウィンドウで開き、前のウィンドウは閉じていってください。

拡大機能とは

スクリーンショット

商品の右下に表示される🔍マークをクリックすると、大きな画像でプレビューすることが出来るようになります。

解説

マーケットプレイスの商品表示の方法は「リスト表示」「ギャラリー表示」「サムネイル表示」の3種類あり、このうち「リスト表示」「サムネイル表示」の画像サイズは、100×100となっています。

画像が100×100と小さいため、読み込みも早く内容が簡単に把握できる一方で、画像が小さくもう少し大きくならないかと思う場合があります。こうなると、クリックをして商品解説ページを開く必要があり、結局思っているものと違うということで閉じたりすることもよくあります。

拡大機能は、そのような商品解説ページをいちいち開かなくても、その場でサムネイル用の画像を拡大してくれる機能です。

おわりに

マーケットプレイスでのお買い物がより一層楽しめるようになると思うのでよかったら使ってみてください!

以上、作成したMODの紹介となりました。

技術的な裏話

今回、作るにあたって外部サーバー上でのMODという特性上、現状のMOD無し時の負荷より高くしないことを念頭に作成しました。

そのため、ズーム機能を使用する場合は、クリックをしてから拡大という形にしました。マウスオーバーで拡大するUIもありますが、意図せずサーバーにアクセスする可能性もあるため止めました。

また、ズーム機能はギャラリー表示では無効としました。この理由は、ギャラリー表示のサイトから拡大用の画像のURLの推測(サーバー名の推測)が出来なかったためです。もちろんサーバー名を乱数で生成してもよく、有効なアドレスを作成し動作させることも可能ですが、セカンドライフサーバーとしては意図していないはずなので、対応は断念しました。真面目に商品解説サイトをスクレイピングすれば実装は可能かと思いますが、レスポンスが悪くなるのと、ギャラリー表示は「165×165」なのでズーム機能も不要だと思うので、このままとしました。

無限スクロール機能については、当初バッググラウンドでダウンロードする際は、「1ページ当たりの表示数が96」固定で設計を行いました。URL上にもパラメータとして持っていたためこの仕様が可能かと思っていたのですが、最終的にはクッキーで渡す必要があることが分かり、これも断念しました。そのため、手動で表示数を変えていただくという仕様にしました。

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